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レトリックを用いて新しい「桃太郎」を作りました

投稿者: oku01 投稿日:

1年次「現代の国語」の授業で、様々なレトリック(修辞法)といった表現方法を用いた「桃太郎」のストーリーを9つの班で分担して作成しました。比喩チームや倒置法チームなど比較的作りやすいあらすじチームもあれば、列除法チームなど、少し文章の組み立てが難しいチーム、鬼の視点から考察するチームなど様々な表現方法で桃太郎を表現してもらいました。レトリックを用いることで、文章から受けるイメージが大きく変わることが実感でき、様々な新しい「桃太郎」の発表を聞いて楽しんでいました。最後はChat GPTでレトリックを用いた「桃太郎」を指示すると、どんな「桃太郎」になるかを確認しました。「桃太郎」の違いを通じて、レトリックによる多様な見方や表現をしっかりと理解することができたようです。

【地域おこし協力隊:神谷】

 

(生徒の生み出した新しい「桃太郎」紹介)

2班 誇張法

むかーしむかし、そのまた昔。とても年の老いたムキムキのおじいさんと腰が曲がったおばあさんがいました。おじいさんは山頂が見えないほどの高さの山へ芝刈りに、おばあさんは、対岸が見えないような広い川に洗濯をしに行きました。すると川上の方から「どんぶらこ、どんぶらこ」と周りの音が聞こえなくなるほど大きな音を立てて桃が流れてきました。おばあさんはそれを今にも壊れそうな古びた家に持ち帰り、おじいさんと桃を割りました。すると中からとっても元気な男の子が出てきました。男の子は桃から出てきたので「桃太郎」と名付けられました。桃太郎はたけのこのような速さで大きく成長しました。ある日、桃太郎は村に来て金銀財宝を奪っていく恐ろしい鬼の話を耳にはさみました。桃太郎はおじいさんたちに「鬼退治に行く」と告げると、おばあさんは美味しそうなきびだんごを渡してくれました。旅の途中で今にも噛みついて来そうな凶暴なイヌ、とても長い爪を持つサル、鋭いくちばしを持つキジにであいました。

【参考:Chat GPTによる誇張法「桃太郎」】(生徒のものと見比べてみてください。生徒の作品のほうが生き生きと面白く描かれているように感じます。)

桃太郎は、日本の伝説で、桃から生まれた勇敢な少年。巨大な桃が川を下りてきた。桃を割ると、中からは小さな赤ん坊が現れた。子どもを育てると、桃太郎と名付けた。桃太郎は、一緒に仲間を探しに旅に出た。最初に出会ったのはイヌ。次にサル、そしてキジ。彼らは悪者たちに立ち向かう決意を固めた。鬼ヶ島に到着すると、桃太郎たちは鬼たちと激しい戦いになった。桃太郎たちは、勇気と知恵をもって鬼たちを打ち破り、宝物を手に入れて里に帰った。彼らの冒険は、勇気と友情の力を称える物語として語り継がれる。

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