セトリー2021実践報告会オンライン開催

1月20日(木)の午後、今年度の総合的な探究の時間「セトリー」の中で取り組んだ、地域と連携した探究学習の実践報告会を開催しました。年明けからのコロナの急拡大で、急遽オンライン開催になりましたが、各教室の1・2年生約200名や、校外の方23名にも、テレビ会議システムmeetで参加してもらうことができました。
開会行事では、1年間の活動をオープニングムービーや代表生徒によるスピーチで紹介しました。1年普通科「SDGsカードゲーム」・1年生活ビジネス科「企業見学」・2年普通科「地域探究学習」・2年生活ビジネス科情報ビジネスコース「IT講座」「企業インターンシップ」・2年生活ビジネス科保育・食物コース2年「コミュニケーション講座」「瀬戸内市インターンシップ」・3年継続研究「教育旅行の開発」といった、学年ごとに科・コースの特色を生かした活動をすることができました。
続いて第一部全体会では、スライドによる全体発表を普通科2年の3グループが行い、それを各教室や校外に配信しました。それぞれの活動に関わってくださった方からはオンラインで御講評を頂きます。観光・活性化グループ「瀬戸内市アンバサダーズを目指した活動」は菊地友和さん(瀬戸内市移住促進協議会会長)から、医療・看護グループ「長島愛生園が生んだ芸術たち」は沢知恵さん(シンガーソングライター、講師)から、自然科学グループ「再生可能エネルギーの活用」は角田竜也さん(岡山村田製作所)から、生徒の活動や取組を深く御理解くださった上で、良かったところや改善点など、あたたかくお話しくださいました。
第二部の分散会では、普通科2年生が4教室に分かれて、ポスターセッションやスライド発表を行い、普通科1年生が聴き手となって、発表を聴いた後に質疑応答を行いました。校外の方もオンラインで御参加いただきました。内容は、観光・活性化グループ「瀬戸内市アンバサダーズを目指した活動」、医療・看護グループ「長島愛生園が生んだ芸術たち」「快適な睡眠と質の良い眠り」、自然科学グループ「再生可能エネルギーの活用」で、実演も交えながらの発表が行われました。
また、1年生活ビジネス科の生徒と2年生活ビジネス科保育・食物コースの生徒100名が、2年生活ビジネス科情報ビジネスコースの生徒がIT講座で作成したポスターへ「ポスター・コンテスト」として投票し優秀作品を選びました。情報ビジネスコースの生徒44名は企業インターンシップの報告スライドを視聴しました。
第三部は再び全体会として、普通科1・2年生が各教室からオンラインで、セトリー運営指導委員の山陽学園大学地域マネジメント学部長の大橋和正先生から「探究学習を考える」という題で御講演と全体講評をお話しいただきました。
このセトリーの活動を通して、各教科の力を総合的に発揮したり深めたりしながら、聴く力、理解する力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を高めていくことができました。
セトリーの活動に際して、地域の方を中心に多くの方に御協力を頂いています。ありがとうございました。オンラインで御参加くださった校外の方からも、「生徒が中心となって、地域の行事に参加したり、実際に行動したりと、さらに活動が深まっている」「自分たちの関心や疑問から探究の方向を決めて、積極的に関係者とのコミュニケーションをとり、自分ごととして考えている姿勢が感じられた。」といった御感想を頂きました。