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SDGs出前講座@邑久小学校

投稿者: oku01 投稿日:

9月8日(木)午後、普通科2年生36名が邑久小学校を訪問しました。昨年度彼らが作成した瀬戸内市オリジナルSDGsカードゲームを通じて、SDGsについての理解を深め、瀬戸内市が抱える課題への解決策を小学生とともに考えるための出前講座を行うためです。

36名は4年生のA組からD組の4クラスに分かれ、各クラス2名ずつが各授業の全体進行を行い、それ以外のメンバーはグループ活動のサポートを行うファシリテーターとなります。まず前半は「発想力」を合言葉に、SDGsの解決のためには「みんなで力を合わせアイデアを出し合うことが大切だ」ということを、全体進行の2人が小学生とやり取りをしながら伝えていきました。全体進行役がカードゲームの使い方をレクチャーした後は、グループでのカードゲーム体験となり、3~4人の小学4年生のグループを高校2年生の「お兄さん」「お姉さん」がサポートしながら実際にカードゲームを行っていきます。小学生たちは仕組みを理解すると次々とアイデアを出し始めました。時には突拍子もないアイデアを思いついても、高校生たちが優しくそれをフォローしたり、意味を確認したりしながらよいアイデアにしていく様子は、たいへんほほえましく、普通科2年生たちの成長を感じさせるものでした。最後に各グループの一番良いアイデアをまとめ発表する時にも、高校生が上手に小学生をサポートする姿がありました。

小学生にわかるように伝える、ということはたいへん難しいことでした。様々な課題はありながらも、このような貴重な経験をさせていただけることは生徒たちにとって大きな学びになったと思います。全体進行というたいへん緊張感のある役割を立派に務めた生徒たちも、小学生たちに目線を合わせるために膝をついて近くで話をよく聞いたり声掛けをしたりしたグループファシリテーターの生徒たちも、「緊張したー」「疲れたー」という言葉とは裏腹に達成感に満ちた笑顔を見せていました。

出前講座を実現するために様々なご指導ご助言をいただいた市役所・アスエコの皆様、高校生たちの授業を温かくフォローしてくださった邑久小学校の先生方、明るく元気に様々なアイデアを出してくださった邑久小4年生の皆さん、本当にありがとうございました。

カテゴリー: 校内風景行事