美術部 体育館壁画制作「春の図案」完成!

この春から動き出していた、ズグラッフィート技法(中世ヨーロッパ時代からの伝統技法)を用いた本校体育館壁面への壁画制作が8月3日(水)、4日(木)の両日、ついに本番を迎えました!
瀬戸内市在住のポーランド人アーティスト・ラデックさんと本校美術部員のコラボレーションによるこの企画は、美術部員のアイデアをもとにラデックさんが【瀬戸内の春夏秋冬】をテーマにデザインを作成し、この夏に【春と夏の図案】、来年度の同時期には【秋と冬の図案】を施し、2年がかりで4連の壁画が完成するという壮大な計画です。
初日にはプロの左官さんの指導ものと、まず黒のモルタルを塗り、その上から白のモルタルを塗り重ねていきました。2日目は白のモルタルの上にラデックさんが春のデザインを直接描き、美術部員が交代でヘラを使って絵柄を削っていきました。白いモルタルが徐々に削られていき、その下から黒地の楽器を奏でる人物や、桜の花びらのデザインがくっきりと表れてきて、美術部員もズグラッフィート技法の楽しさや醍醐味を大いに感じることができました。
また、2日目には3社のテレビ局が来校され、各局ともにその日の夕方の情報番組で今回の特殊な取り組みを紹介していただき、注目度の高い活動となっています。
お盆休み明けの8月17日(水)・18(木)には今回と同じ工程で2面目となる【夏の図案】を完成させる予定です。瀬戸内市やラデックさんの支援者の方々からの全面協力をいただきながら試行錯誤で始まった今回のビッグプロジェクトも、少しずつ外観が見えてきました…美術部のアツい夏はまだまだこれからが本番です!