8月27日(火)、28日(水)に、岡山大学大学院自然科学研究バイオサイエンス専攻の阿保准教授をお招きし、2年生と3年生の生物選択者に「PCRによる一塩基多型の識別」について講演会をしていただきました。
1日目は、PCRの準備としてオートピペッターの扱いの練習、ゲノムDNAの抽出、サーマルサイクラーの設定、そして電気泳動用のアガロースゲルの作成を行いました。
2日目は、PCR産物を電気泳動により確認しました。
日頃扱うことができない専門的な器具に触れることができ、高度な実験を邑久高校で体験することができました。
目的のバンドが確認できた生徒は、実験の成果にとても興味を持っていました。
☆☆☆生徒の感想☆☆☆
DNAは難しいイメージがありましたが、今回の実習でDNAについて改めて知ることが出来ました。自分のDNA情報は一生変わることはなく、人にとって最も重要な個人情報で、簡単に扱ってはいけないということも今回の実習で学びました。
今回の実習で最も驚いたことは、温度変化でDNAが増えていくということです。何度も温度を上げたり下げたりすることで何億個というDNAが増えていくのにはとても感動しました。その仕組みには酵素やDNAなど複雑に絡んでいることが分かりました。
二日間という長い間でしたが、DNAに対するイメージがとても変わる、参考になる実習になったと思います。
阿保先生、ありがとうございました。