邑久高等学校ホームページ

1年次生「聞き書き体験」

投稿者: oku01 投稿日:

10月8日(金)7限に、総合的な探究の時間を使って1年次生が「聞き書き体験」を行いました。この活動は、年代の違う地域の方々との座談会を通じて、地域の歴史や実情を様々な視点から聞き、書きとることで、今後の活動のために備えておく必要のある知識やスキルを育てるために、昨年度1年次生から始まったものです。1年次生は、9月にクラスの中で生徒同士の話を聞き書きし、まとめるという練習を行い、今回の本番に臨みました。
この日は、1年3組と1年1組の聞き書き体験を実施しました。生活ビジネス科の3組は地域の方々からの聞き書き体験、普通科の1組は瀬戸内市版SDGsカードゲーム制作に向けて瀬戸内市役所の方々からの聞き書き体験となりました。
3組はグループ内で自己紹介の後「最近あった失敗談」というお題からスタートです。どのグループも初対面の方々と話しているとは思えないほど、スムーズに楽しく話を進めている様子が窺えました。ジェスチャーを交えながら具体的に話をしてくださるゲストの方々を前に、生徒の多くが関心を持って話を聞き熱心にメモを取っていました。最後のまとめの10分間では、生徒が持参しているクロムブックでジャムボードを開き各グループで1枚の「人物紹介シート」を作って提出まですることができました。

一方、1組は市の課題にしたがって分かれた12のグループで聞き書きを行いました。自己紹介と各自の「部活動体験」というお題からスタートし、市役所の方々の学生時代のお話や市役所の各部署のお仕事の話などを聞いた後は、各課で持たれている市の課題についての聞き取りです。少し難しい話も資料などを手にわかりやすくお話をしてくださり、生徒たちも熱心に質問をぶつけている様子が窺われました。市の課題やそれに向けた行動策などをまとめ、今後のSDGsカード作りに反映させていく予定です。

どちらのクラスの生徒も、初対面の年代の違う地域の方々との触れ合いの機会を楽しむことができていたようです。この機会をきっかけに、将来に向けて身につけるべきコミュニケーションスキルはどのようなものか考え、ボランティアなどでの異世代の方々との交流などにも積極的に取り組んでいってほしいと考えています。
2組・4組の「聞き書き体験」は今週15日(金)に予定されています。