2年次 現代文B「言葉の力を感じる」授業 ~「わたしはあなただったかもしれない」~
2年次の現代文の最初の授業で、教科書の随想「わたしはあなただったかもしれない」を読む前の導入として、筆者の大脇三千代さんが本文中で影響を受けたポスターの写真を生徒にも見てもらって、感じたことを話し合い、言葉の力に気付く授業を行いました。
(1)写真を見る。(アフリカで貧困と飢餓の中にいる痩せた子どもの写真)
気付いたこと、思ったことを書く。
(2)実際のポスターで写真に添えられていたコピー(言葉)「わたしはあなただったかもしれない」を書き加えたものを見る。感じたこと、伝えようとしていることを書く。
(3)3~4人班でお互いにどんなことを考えたかを話し合う。
(4)別の写真を見る。(テレビの画面の中の痩せた赤ちゃんに、子どもがクッキーを食べさせようとしている写真)
(5)何をしようとしているのか、どう思ったかを書く。
(6)この写真に添えるコピー(言葉)を考えて書く。
(7)班で話し合って、班の代表を選び、班ごとにポスターを完成させる。
(8)クラス全体でそれぞれのポスターを見て、良いと思うものを選ぶ。
(9)写真に言葉が加わることで感じることや伝わることがどう変わったかを確認し、言葉の持つ力について自分の考えを書く。
どの生徒も一生懸命に自分の思いを書き、お互いに話し合って、考えを深めていました。言葉の持つ力について、伝えたい思いがしっかり伝わることに気付くことができました。
ポスターのコピーを一部紹介します。
「小さな手一杯の愛情」
「優しさは世界を救う」
「あなたのところに行けたなら」